2009年01月28日

酵母エキスを使用した食品の販売をやめました。

うまみ調味料(アミノ酸等)入りの食品を販売していないのはもちろんですが、たんぱく加水分解物を使用した食品は2006年から販売をしていません。
「食品の裏側」を読んだり、著者の安部司さんの講演を聞いて

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たんぱく加水分解物が子どもの舌を崩壊させる!」という指摘に
「そのような物は売ることができない!」と思ったのです。
当時、食品の裏側の反響はすさましく、自然食業界では、たんぱく加水分解物を使用しない商品へのリニューアルがありました。しかしたんぱく加水分解物の代わりに酵母エキスが使われたのです。
自然村は、当時から酵母エキスもアミノ酸やたんぱく加水分解物と同じように人工的に味をつけるものという認識をもっていました。
念のため書きますが、酵母エキスが安全じゃないとか食べてはいけないというつもりはありません。)
なるべく酵母エキスも使わない自然な味の商品を選んでいましたが、ラーメンやレトルトカレー・ルー
インスタント食品・即席だし・だしつゆなど他に替わるものがなかったり、需要の多いものの販売を続けてきました。
 昨年、かつお節のタイコウさん引頭佐知さんの出汁取り料理教室をしたりするなかで、本当のだしの美味しさやだしの持つ力を知るうちに酵母エキス使用の食品を販売することへの矛盾が大きくなってきました。

決めてからも妻の私には葛藤がありました。ラーメンなど替わるものがないものがある。他のよりよいからと買って下さるお客様の気持ちを踏みにじることにならないか・・・。もう来てくださらなくなるお客様がいるかもしれない・・・
売れ筋を止めてしまって、売上、大丈夫?と心配してくれる自然食店仲間もいる。

 つづきは明日・・・・

posted by 自然村 at 19:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 店主のつぶやき(日記)