2018年02月26日

雲仙たねの自然農園から

岩崎政利さんの在来の野菜の直送セットをお送りしている方からのメールを紹介します。

Sさんよりメールしゃくし菜、大和真菜、水菜、ゆるぎかぶの葉。
火を入れて少量ずつつまみぐいをしてみると改めてそれぞれの個性を味わえました。
透明感のある味、緑の濃い味、旨みのある味、ほろ苦さのある味。
どれも他にはない美味しさをもっていて、岩崎さんならではの豊かな世界にいつもながらしみじみ感動しました。

今回の大根は白く太く短い姿が何となく源助さんのようにも見えますが、島大根なのか、たべてのおたのしみです(^-^)

かぶは生だと甘味のあとに辛味がきいてくるのが美味しいです。
大きな弘岡かぶはすってスープにしたらものすごく甘くて感動しました。

 
Siさんよりメール前回、かぶがはいっていて、
花芽が付いていたので、花が咲くかなと水につけてました。
ある日、シャクシャクという音が聴こえて来て、なんの音?と思っていたら、室内犬がうちには2匹いまして、振り返った2匹の口にはかぶの葉が飛び出していて、美味しそうに食べるので取るに取れず、諦めました。
あと一本残っているものは日当たりのいい窓辺に置いて伸びてます。
あんなに美味しそうに食べてくれるので
残りの一株の葉もあげようと思います。
美味しいものは犬も美味しいのですね(^^)

おじいちゃんズですが、
歯ごたえの良い野菜が好きで、沢山はあげられませんが
刻んでいる時にちょっとあげています(^^)
まだまだ耳は衰えてないと見えて
刻んでいるとすっ飛んで来ます(^^)



岩崎さんの種を守る冬野菜は雲仙赤紫大根や万木かぶ、五木赤大根、長崎赤紫かぶ、雲仙こぶ高菜のように
赤や赤紫の美しい色彩やこぶ高菜のように個性的な形のものが多くあります。
一方、岩崎さんが「さりげない野菜」と表現する
見た目だけでは素通りされてしまいそうな菜っ葉たちが数々あります。
守っていかなければ消えてなくなりそうな地味な姿の菜たちです。
しかし、一株一株に味の多様性があり、その株が集まってふくよかな味わいを産む菜たちです。

岩崎さんと上野さんの対談の会の折、さりげない野菜たちの話題の中で取り上げられたのが
松ヶ崎浮き菜かぶでした。
かぶといってもかぶの部分は小さく、葉を食べるかぶです。元々京都の在来品種で繊維があって漬物にして嵩の目減りが少ないので漬物にして、商家の奉公人のお菜とされたそうです。
 先週届いた松ヶ崎浮き菜かぶは葉に病気か、霜などの影響が出ていました。
            DSC07012.JPG
店に並べるのに、それらを取り除いていましたが、茎のところは食べてみますと硬過ぎずしゃくしゃくと歯触りよく、香り風味の良いものでした。
全てを捨ててしまうのにはもったいなく、通販でお送りするお客さんに事情をお話しましたところ、ご自分で取り除くからという返事で、そのままお送りしました。
 黙って並べておくだけの説明のない店なら外見の整った見栄えのよい野菜を並べる必要があるでしょう。
でも、自然村は小さな店。私にはキスマークおしゃべり好きな口もあります。わーい(嬉しい顔)
 
もうひとつ、大和真菜
奈良県大和伝統野菜のひとつでもあります。甘みと辛みのあるなんとも美味しい菜です。
が、葉が黄色くなりやすいという欠点があります。
            DSC07013.JPG
棚もち悪く販売しにくいと言えばしにくい菜です。
けれど、本当に美味しい。
大和伝統野菜大和真菜で検索しましたら、大和真菜も黄色くなりにくいF1品種化された種が出来ているようです。
名前だけ形だけの大和真菜になっていくのでしょうか。

葉が黄色くなりやすい、それでも美味しいから、守ってきた人たちの想いを受け継いで種を守り続ける菜。
うちのような小さな店だからこそ販売したい菜なんです。

黄色くなったり斑点がでた茎を取っていると、根元に出ている幼子のような葉と出会うのも楽しいんですよ。

雲仙赤紫大根や島大根の茎 寒さで凍った茎も一緒に届きます。DSC07011.JPG
綺麗に取り除いた方が見栄えよく、買った人も採って生ゴミにする手間が省けていいのかもしれません。
でも、畑で凍るような寒さの中で暮らす姿を、遠く離れた東京で少しでも感じることができるかもしれない。
そう思って採らないで販売しています。

こんな八百屋は面倒でしょうか?わーい(嬉しい顔)

店に来られない方には岩崎政利さんの雲仙種の自然農園からの直送野菜セットのお申し込みも随時承っています。
3月になればとう立ち始める野菜たちも増えてくるでしょう。
冬の在来の野菜をお届けできる期間は残り少ないです。端境期に成る前にお早めにお申し込みください。
posted by 自然村 at 19:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 在来種・自家採種の野菜

タンカン

加計呂麻島のタンカンが届きました。

肥料も農薬も使わない、虫や草を敵としない不耕起草生自然農で実った艶々ぴかぴかの皮の大玉のタンカンです。
あるれる果汁、爽やかな甘さですっきりしたのど越しです。DSC07017.JPG
美味しいです。

生産者 花田さんの紹介です。
 私たちは瀬戸内町でも加計呂麻島という奄美大島から船で20分ほどの、さらに離島に住んでいます。そして、私たちが住んでいる集落はたった16人の限界集落です。子どもは船で対岸の大きな町の小学校に通っています。
前は海、後ろは山、車もあまり通らない静かな、環境の良い所だと思っています。
 私たちはそこで農薬・除草剤・化学肥料を使わずに体に害のない作物・ジャム作りを営んでいるつもりです。それは私事になるのですが、私は大阪で4人姉妹の末っ子として生まれました。上の3人は姉たちです。長女は卵巣がんで姉が43歳の時に亡くなりました。三女も若く、田しか20才代後半で子宮がんにかかりました。手術をして今は元気です。次女は不整脈で40才代後半にペースメーカーのようなものを入れる施術をしました。姉たちは本当に若くして大病をしています。私も似た遺伝子を持つものとして、次は自分もという恐怖感を持ちながら生きてきました。現在52歳で、途中、喘息で苦しかったことはありますが、今は喘息も治まり、大きな病気もせず暮らしています。ですので農業をしていても自然と安全なものを求めるスタイルになります。
 圃場は集落内に点々とあります。奈良の川口由一さんの「自然農」に影響を受けて、草を生やし、耕さず、雑草の力を生かして、安全な作物を作っていくというスタイルです。農薬に弱い蜜蜂(西洋)を飼い、やはり、蜜蜂にも農薬は使っていません。畑は緑、花が咲き、蜂が蜜を吸い、蝶が舞う、まるでビオトープのような姿をしています。肥料はその生えた草と生垣を切った剪定枝などを圃場に戻しています。
 大農家から比べると本当に小さな農家ですが、ここから加計呂麻島に安全な農業スタイルを、そして、奄美大島にも広げていくことができあらなぁと密かに最近は思っています。長くなりました。たんかんを気に入って召し上がっていただけたら嬉しく思います。
どうぞ、素敵な人生を送られることを、遠方からですが祈っております。重ねてですが本当にありがとうございました。 花田