2021年08月20日

岩崎政利さんのお便り  感動さえ覚える豪雨の中で生きた野菜たち

「夏の豪雨」8月20日岩崎大雨のお便り (2).jpg
亡母の初盆の準備や対応に追われてお盆の飾付等の処理を終えて、とても気になっていた畑の野菜の収穫をかねて畑の様子を見ていますが、今収穫期を迎えていた甜瓜は見事に果は傷んでしまいゴロゴロしている。それはそうだろう。長雨に対して弱いマクワウリ等が生き残るはずもないとあきらめるしかないか。夏キューリたちは、2〜3割は生き残っているのだろうか。果はほとんど傷み始めています。赤裏しそはいちばんだいじょうぶだろうと思い収穫にいったら、なんと言う事だろう。あちこちに大水に流れた畑の表土は広くに流されてしまいあぜんとしてしまいました。上方の畑から流亡した水が集まって私の畑の中を流れてしまっていたのである。
わあ・・・・!元の畑にするには大変だ・・・と
たしかに何十年の一度の大雨だったとしても畑の上に建設された農業用水の大きなタンク場の設置で水の流れが変わったのでは・・・?
しかし今回の豪雨とはもどり梅雨なのか・・?
それとも秋を告げる秋雨前線の豪雨なのか・・・?
8月15日前後にこんな大雨、集中豪雨に出会った事がない。むしろ夏の雨とは降るたびに恵みの雨になる事が多かったものです。
5月の中旬での梅雨入りの事を考えれば9月中〜下旬にあった秋様前線が8月中旬に始まった。今回は秋雨前線での豪雨と考えたほうが農業の現場からはそう感じるものです。それにしても温暖化の異常気象とは今度の豪雨も表現の一つだろうか。
この豪雨の中でも生きている野菜。
この豪雨の中で一瞬にして消えてしまった野菜。
この豪雨の中でしか知ることの出来ない、こんな異常の中で生きている野菜たちをみると、感動さえ覚えます。
毎年の事ですが、8月15日過ぎからの野菜の生産とは常に無くなってしまうことがある事を覚悟してやってきました。例年ならこの時期から台風の上陸が始まりこれで夏野菜は終わりになると、近づくたびに想定していたものです。しかし、まさか豪雨によって生産が少なくなるとは・・・・・・!!
温暖化の中での異常気象とは今回の長雨・豪雨、そして台風の大型化、そして干ばつ、高温。一つ一つの天候がレベルアップしていく様に思えます。
そんな流れの中で生き残る種、多様性豊かな種、それはこんな天候の中で初めて思い出されるものである。

自家用のスイカ 今回は交雑の中から生まれた黒皮種を栽培してみた。半分は無地皮だが、黒皮系はカラスがつついていない・・・!
カラスは黒皮は食べないと聞いていたが、これは本当の事かなあ・・・!
楽しみに育てていたマクワウリの全滅に少し癒される発見である。

(2021年8月第3週のお便り〜お盆の時期に雲仙は過去最高の集中豪雨に見舞われた。)

みなさまは、お読みになってどのような感想をいだかれましたか?

お便りを拝読して、私は
豪雨の中で耐えて生きた野菜たちに感動すら覚えるという岩崎さんの野菜への想いと、
このような災害の中でも種を繋ぐ農を真っすぐに続ける岩崎さんに感動してます。
そして、黒皮西瓜とカラスのこと、岩崎さんらしい明るさにこちらがほっとさせられました。
posted by 自然村 at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 在来種・自家採種の野菜

感動さえ覚える野菜たち

先ずは、
片品村 いいからかん 瀬戸山さんの茗荷をいただきました!!
不耕起草生自然農の清らかな茗荷です。8月20日いいから関茗荷 (2).jpg
薬味に、天ぷらにたくさんご利用ください。
茗荷の甘酢漬けはとても美味しくお勧めです。

有機の長芋・八丈オクラ・40年ほど種を採り続けているモロヘイヤ
           8月20日岩崎モロヘイヤ塗るとろ野菜.jpg
ネバぬる野菜で粘膜強化免疫力向上。
有機だだちゃ豆、有機湯あがりむすめ枝豆で夏の疲れを癒しましょう。

八丈オクラ、モロヘイヤは岩崎政利さんの種採り野菜です。
雲仙たねの自然農園からの野菜は、
5寸人参・モロヘイヤ・じゃが芋(西豊)・熊本地きゅうり・ミニ冬瓜・伏見甘長ししとう・八丈オクラ・玉ねぎです。勝間南瓜は1個ございます。
            8月20日熊本在来きゅうり.jpg
            8月20日冬瓜南瓜.jpg
            8月20日伏見甘長.jpg

先般の雲仙の豪雨の被害を心配して、多くの方から声を掛けていただいています。
今週のお便りは「夏の豪雨」です。
内容は、次のブログで全文紹介いたしますが、
今週届いた野菜たちは、品種は極少ないのですが、

この豪雨の中でも生きている野菜・この豪雨の中で一瞬に消えてしまった野菜、
この豪雨の中で立ち止まって天候がもとにもどるのをジィーと耐えながら生きている野菜。
この豪雨の中でしか知ることが出来ない、こんな異常の中で生きている野菜たちを見ると、感動さえ覚えます。
と書いておられます。

そんな野菜をどうぞ、お手元に。そして食べてあなたの力にしてください。
posted by 自然村 at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 在来種・自家採種の野菜

お楽しみに!

先ずは晴れやかな入荷情報から。

             8月20日幸茜 (2).jpg

山梨県一宮 久津間グループの減農薬無化学肥料栽培の桃です。
本日の桃は幸茜といいます。
酸味は少なく甘みがあります。硬めの桃がお好きな方は直ぐに、柔らかめがお好きな方は追熟できます。

桃源郷といいますよね。私は桃の花の咲くころの美しさを言うのだと思っていましたが、
花の候のみでなく、桃の実の実る時、
たわわに実った桃から発する、何とも言えない香りが満ち酔う。これをいうのだと思います。
お盆のお供えにした桃。1週間ほど部屋に高貴な香りがしてなんとも幸せでした。父母たちも幸せだったと思います。
日本在来種の馬のような山口在来きゅうりの馬に乗って訪れ、
農耕牛のような三次郎茄子の丑に乗ってゆるりゆるりと帰っていきました。

本日の週末のお楽しみは、アオティアのシュークリームとラパンノアールくろうさぎのブルベリースクエアーケーキです。ハートたち(複数ハート)
              8月20日お楽しみ (2).jpg