以前、「農家が作りやすい野菜をもっと見直して」という内容のブログを書きましたが、
これから紹介するのは、最も栽培に手間が掛かり、リスクがあって難しい作物かもしれません。
大阪府茨木市千提寺で江戸時代から続く独活の伝統的栽培方法を受け継ぐ唯一の生産農家 中井家から
なにわ伝統野菜のひとつ
三島独活が届きました!!!

とても素晴らしい独活を送って下さいました!
店の近くや立川など東京うどの産地は身近にありますが、栽培方法は全く違います。
東京うどは陽の入らない地下に株を植え加温して栽培する軟白うどです。
三島独活は、田んぼの上に独活小屋を建て、独活の株を植え、その上に干し草と藁を交互に積み重ね室を作り、その上に重い石を乗せ、水を掛けて発酵熱で土を温め、独活に春が来たと思わる軟白栽培法です。
江戸時代から続く伝統的な促成栽培法です。
重い干し草と藁を押し上げて独活は上に伸びます。くねくね曲がった姿は独活の頑張った姿です。
そしてこのストレスで三島独活は甘みを増すんですって!
株に病気が発生しやすい困難苦闘試行錯誤を繰り返しながらも、良いかもしれないと思うことをやり尽くして、今年の三島独活の収穫がほぼ終了なさったようです。
昨年は、株主特権分のみで、販売用は頂けませんでしたが、今年は頂くことが出来ました。
販売のお値段は日常の野菜に比べしっかりするお値段です。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
でも、大変有り難いことに買って下さるお客さんがいます。
私が藤原みそこうじ店の白みそを取り寄せたのは、この三島独活が頭にあった事が最大ポイントだったのです。
独活といえば、酢味噌和え٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
三島独活の公式FBには、三島独活と中井家ファンの方々の三島独活料理が沢山のっているので、是非参考になさって下さい。
私も美味しそうな料理の数々を見ながら、三島独活が届くのを待っていました。
去年はすき焼きにしたんですよ。(^o^)
ご家庭以外では、
三島独活を東京で食べられるのは赤坂菊乃井です。
ただ、収穫時期が短いので、いつ行っても食べられる訳ではなく
京都菊乃井さんでは、「3月の1週間くらいの間」と伺いました。
京都では数々の名店が三島独活をつかっておられます。
いつか、プロ中のプロの技で三島独活を食べてみたいですが、
お家でも、あれこれ楽しんで調理していただけたらと思います。
酢味噌和え、オリーブオイル、柑橘と。
天婦羅、炊き合わせ、 地元では昔からすき焼きだそうです!
こちらは去年の三島独活日記です。
よろしければお読みください。自分で祝う三島独活誕生日お祝い
http://blog.sizenmura.jp/article/190244530.html