2015年10月14日

枕崎〜鰹節生産者 その2

9月9、10日の枕崎行きは、10日の鰹節の入札会にタイコウ稲葉社長が行くと聞いて同行させてもらったのです。飛行機にタイコウさんの同業者も何人か乗っていらっしゃいました。
全国から鰹節問屋さんが集まりました。

幸運なことに、10日、港に巻き網の鰹が揚がって競りがありました。
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競りの前に今日入った鰹の下見です。鰹運搬船が運んできた巻き網物がコンベアーで運ばれ、大きさ・捻じれや傷みのあるなしなどの基準で質によってどんどん仕分けされます。
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次々と。
これをみて生産業者は仕入れるかどうかや入札価格を決めます。見ることのできるのは買う量の極一部なので後は推測するのです。

6時45分、競りが始まりました。景気よく調子をとった声を上げ札を叩いて、入札を促しているようです。
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業者が木の札に仕入れ値を書いてどんどん投げ入れ、次々と競り落とされていきます。独特の雰囲気で面白い。

 第70回さつま鰹節産地入札即売会を見学。
会場は元水産高校の校舎で、広い会場です。隣には有名な焼酎さつま白波の立派な工場があります。
 8時から下見です。枕崎の生産者のさまざまな鰹節とさば節がずらーっと並びます。
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これだけのたくさんの生産者の鰹節をみられる機会は私たち(自然村)にはめったにあることではない。
見比べたり、稲葉さんや宮下さんの息子さんにいろんな質問をする。
左手の荒節が宮下さんとこのです。右手と比べるとよく分かるでしょ。
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9時 組合長や市長の挨拶などがあり、入札開始。
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ベルトコンベアーに箱に入った鰹節やサバ節が流れていきます。その前に座った業者さんが紙に値を書いて渡していきます。
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景気の良い大きな声で調子を合わせて入札を盛り上げています。
1箱18kg〜20kg入りで、鰹節は3215箱、サバ節は5657箱が出品され、すべて落札され入札は終了しました。
 今年は昨年よりも高値が付き、全体によい節が多かったようです。生産者さんも明るい表情でした。

 お昼は会場の上で生産者総出でお接待がありました。至れり尽くせりです。
稲葉さん、宮下さんの息子さんと一緒に会食。
稲葉さんは宮下さんの鰹節を落札しました。

私は稲葉さんの入り値を知っています。胸の内で簡単に計算してみました。
買った鰹節は全て姿節になるのではありません。
日干と選別を繰り返し、「美味しい」と思う品だけを姿節にし、後は削った商品にします。
姿節になるのは極わずかなのです。
タイコウ本枯節姿節(一本物)の小売り値は1g¥10(税抜)です。
「稲葉さん、本枯節、安いですよね。安すぎますよね。」
稲葉さんはにやっと笑いました。
稲葉さんが息子さんに話します。
「買ったものが全ていいものとは限らない、箱全部節(1本物)にならないこともあるんだよ。でも、それは鰹の質だから仕方ない。」
「いいものを作れ。作ったものを俺は全部買う。そうして、価値を高めて売る。」
「俺は生産者にもうけてもらいたいんだ。」

タイコウの理念を改めて紹介しますね。ちゃんと読んでね。理念と実際がぴったり合っていると感じませんか?
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宮下誠さんは昨晩の焼肉屋で言っていました。
仕事は始めからきちんきちんと丁寧にしないと、一か所抜けてもダメなんだ。
その仕事を小さい頃から見続け、今そばで仕事をする息子さんはしっかりと受け継いでいくだろうと思いました。

枕崎訪問記はまだ続きます。読んでね。






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posted by 自然村 at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 生産・製造者紹介
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