2017年02月10日

弘岡かぶ

かぶの王様 愛あるかぶ 弘岡かぶ

今週の岩崎さんのお便りは弘岡かぶのことでした。 弘岡かぶ.jpg

高知県在来の大きな大きなかぶになる蕪です。が、岩崎さんはそんなに大きくしないでいます。

以前は「かぶの女王様」とおっしゃっていたのに、今回のお便りでは「かぶの王様」に転換していました。わーい(嬉しい顔)
それくらいにお気に入りの美味しいかぶということですね。

過去のブログですが、ちびっ子にも美味しさがすぐに分かるかぶです。http://blog.sizenmura.jp/article/174139065.html

では、岩崎さんの弘岡かぶのお便りです。長文ですが、私にはとても面白かった。農家さんにも参考になると思います。お便りを読むたびに岩崎さんの口伝書「たねは誰のもの」が一日も早く出版されることを思います。

メール   15年くらい前東京の宅配会社の食のイベントのときに、残りものをいただいた2個の弘岡カブから種を取って、栽培したものは、元の姿をしたものとは、1割もない状態でした。根が青い姿のものとか、茎がとても大きなものとか、葉っぱだけが大きく根はちいさいものとか、2個の弘岡カブからの種とは、とても交雑の激しいものでした。
その中で、元の姿に近いものを選んで、種を採り続けていく中で、5年ぐらいしてようやく本来の姿に近づいてきました。
今思えば、交配種にされた弘岡カブだったのではと思っています。しかし固定種を元にした交配種とは、そんなに複雑に育成はされていないためか、交雑している物から、元の姿に近いものを選び出して、守っていく中で、元の姿にまとまっていく種もあるのですね。
カブの仲間のなかでは、一番に大きくなる姿とは驚くばかりです。大きくなるのを利用して堆肥や有機の肥料をなるべく減らしての生産方法とは、この弘岡かぶを最大に生かすものだと感じています。
このカブの特徴とは、形は、すこしハート型になっていますから、愛のある縁起もいいですね。なんといっても透き通った白肌の美しさは、まさにカブノ王様といっていいのではないでしょうか。この大きさとは、収穫のときに調整が出来ますから、大切なのは、このカブの味なのです。私はこのカブの食感とは、大きなカブにしては大味ではなく、とてもいいと感じています。この大きくなるこの生命力とは、とても自然農法に向いています。いわゆる、これからの自然農法のためには、必要になっていく大切な種であると感じています。実はかなり前にもこのカブを、一個だけおみやげにいただいたことがあります。
食べずに、大切にして種を採ろうとして植えたものですが、花は咲いたものですが、結局一個のカブからは、仲間がいないなかでは、やはり種がまったく実ってくれませんでした。
いちどはあきらめていたものですが、この2本から、姿はかなり混じってはいましたが、残ってくれました。
ようやく10年くらい過ぎてから、経済的にも合うように形もまとまってきています。このカブも、アブラ菜の仲間の野菜ですね。私の農園では、もうアブラ菜の野菜たちとは、すこし多すぎて、毎年種を守っていく中で交雑を防ぐことが、とても気を使っています。カブの仲間とは、アブラ菜のなかでも特別に交雑しやすい野菜なのです。
多分この弘岡カブとは、今まで加工のために作られて守られていたものと思います。
私は栽培法によっては素敵な野菜に変わっていくと予感しています。
加工に向いた野菜とは、意外に美味しいものが多いものです。まずは、このカブが、私のカブになってもらわないとね。
今年はうまくいくはずだったのですが、あいにくのサルハ虫の発生で、収穫がとても遅れてしまいました。しかし、在来種の大きな問題とは、トウ立ちが早いことです。
posted by 自然村 at 18:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 在来種・自家採種の野菜
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/178721562

この記事へのトラックバック