店の棚の漆のお椀を手に取ってみる方が多くなってきました。
温かいものが欲しい
そんな季節になりつつあります。
漆の器を通して掌に伝わる温かさは心もふんわり解いてくれます。
岩手県浄法寺で自ら漆を掻き、その漆で漆の器をつくる
猪狩史幸さんのお椀が届きました。
文椀 ¥15500
ほ椀 ¥13000
6月から10月まで漆畑に入って漆掻きの毎日です。猪狩さんは自ら採った漆を生地に直接塗り重ねていきます。ですので、生地の凹凸や木目がそのまま表情に現れています。
持つとふわっと軽いのに驚かれるかもしれません。
同じく浄法寺で自ら漆を掻き、漆の器をつくる鈴木健司さんは地固めを丁寧にした品格ある漆器を作っていらっしゃいます。内側からにじみ出る濡れたような艶の器です。
図書館で借りてきたお洒落系雑誌に猪狩さんが取材されているのにびっくり。漆を塗る姿が禅僧のように見えました。
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