2018年03月03日

とう立ち

池松さんから平家大根のとう立ちをいただきました。
白皮と赤皮の平家大根のうち
赤皮の平家大根。DSC07032.JPG
             DSC07031.JPG
葉脈と葉の端が紅。太い花茎も紅がでています。そして、山ウドのようなトゲトゲが付いています。
下の葉も先がとがっていて、
岩崎さんが平家大根は荒々しい、他とは交雑しない強い大根とおっしゃいましたが、
成程、葉にも茎にもその姿に強さを感じます。
黄色い蕾の真ん中にも赤を感じます。どんな花が咲くか楽しみ。

ところで、池松さん、白皮の平家大根の花と赤皮の花は同じですか?

漬け菜もとう立ちが始まっています。
届いた菜の中に、竹の中で光輝いていたかぐや姫のような蕾があります。DSC07034.JPGDSC07027.JPG
かぶや人参は根を伸ばします。佐久間さんの水菜の切口からも純白の根が生えていました。
               DSC07030.JPG
土から離れても生きようとする意志を強く感じます。

忘れてしまいがちですが、おろそかに扱ってはいけないと、改めて思い、
「命をいただきます。」という敬虔な気持ちになります。

農家さんの中で花を見る農をする人はごく僅かです。
そのひとり 岩崎さんは、「野菜と語り合う」という文章の中で次のように書かれています。
 野菜のたねを採る中で本当によかったと思えるのは、やはり野菜の花です。花の瞬間にたくさん出会ったこと、自分の農業感を変えさせたのは、実は花ではなかったかと思います。いろんな花が自らの種を残すために、花を咲かせていきます。野菜として立派に生育しているときには感じられないのですが、野菜としての最盛期が終わり、春先になってとう立ちし、花を咲かせてくると、野菜たちが私を花の中へ招き入れてくれるのです。
 とくに在来種、伝統野菜は、花の色も濃く美しい花を咲かせると感じます。これが本当に野菜の花か、と思えるような美しい花を次々に咲かせていきます。このとにき限って、野菜が一瞬、野菜から神に変わったかと思えるほどです。
 美しい花を咲かせた野菜は、その花の中へ私を招き入れるように入り口の扉をそっと開けて、「どうぞ入ってください」と語りかけているように感じます。このときこそが、野菜により近づける瞬間なのです。野菜の花に蝶や蜂やいろんな虫たちが寄って来て、花から花へと飛びながら受粉が行われ、花は実っていきます。私はそれらの野菜を作っている本人ですから、美しい花を咲かせている野菜たちに話しかけ、「あなたは美しく咲いているけど、私があなたの主人なんですよ、育てているんですよ」と自分がいることを伝えるように、語り合うように、虫や風と一緒になって野菜の種をつくろうとします。春がめぐって来るたびに、野菜の花たちとそんな時間を過ごしながら、いろんなことを学んだ気がします。
 中略
いろんな野菜の種を採り、いろんな野菜の花と出会いながら、野菜の花は私に一番大切なものを思い出させてくれたような気がします。
 それはとても感動するとても世界です。自分の心が癒される世界、うれしかったり、楽しかったり、哀しかったり、それが農業の中でいちばん素敵なことなのです。


端境期を迎えるのは寂しいけど、今届く在来の野菜、種の野菜たちの中に命の輝き、喜び、エネルギーを見出すことができます。
そして、心を遙か 雲仙や福岡の畑、佐久間さん、飯田
さんの畑に向ければ、花咲く神になった瞬間を想像することができます。

端境期までもう少し、どうぞ沢山召し上がってください。

岩崎さんの雲仙たねの自然農園からの直送セットは3月7日、14日、21日の3回で今シーズン終了の予定です。ご希望の方は、毎回その週初めの日曜日までにお申し込みください
【在来種・自家採種の野菜の最新記事】
posted by 自然村 at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 在来種・自家採種の野菜
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