鹿児島市内の中華屋さんで昼食。
その隣に物産店がありました。
店頭に野菜棚があって目についたのが1袋だけあったさつま芋。
これです!
即買い

帰ってからネットで調べると焼酎酒造会社のHPにしか出てこないさつま芋でした。
食べてみると安納芋の祖先としては安納芋のねっとり高糖度の食味ではなく、
ほっこりして甘味はすご〜〜くではないけど、いい感じの甘さで
美味しい。
生産者さんと連絡をとることができて
安納芋の祖先というのは、一説です。蔓や芋の形は酷似しています。
蔓無源氏は100年前、私の地元付近で盛んに栽培され、「東の紅赤(埼玉で栽培されている品種)、西の源氏」と評されるほど人気の芋でした。
今の人たちのニーズである「高糖度、ねっとり」の芋は、色んな芋を交配し品種改良を重ねた結果、出来た品種たちです。
蔓無源氏は昔の芋ですから、高糖度ねっとりは期待できないと思います。
しかし、媚びない自然な甘さでほっくりしている、シンプルな味のこの芋はとてもおいしいと
私は思いますし、100年の時を経て育てている事を誇りに思っています。
蔓無源氏は熟成に要する日数が他の芋より遅そうです。
1か月経ってやっと、全体の半分が安納芋状になってきました。
完全に熟成させ、安納芋のような食味にするには、1か月半〜2か月かかりそうです。
というような
いろいろのやり取りを経て、
約1か月半の熟成を経て送ってもらえました。
また焼き芋にしてみましたよ。
初めに食べたよりもしっとりねとっとして甘くとても美味しいです。
100年前から作られ、やがて作られなくなったさつま芋です。
こんなに美味しいのにもったいないです。
生食用としての栽培は少ない希少なさつま芋。
只今、自然村では、
桜島の蔓無源氏
佐久間さんの紅東・黄金千貫
飯田さんの紅東・安納芋
岩崎さんの赤紫さつま芋
宮下さんの坂出金時
7品種のさつま芋があります。
