2019年01月08日

命のスープ ありがとうのスープ

明日 水曜日はご来店のみなさまに
スープを提供させていただきます。DSC08303.JPG

明日水曜日は隔週で入荷する下伊那郡下條村親田高原の卵屋さんの卵の入荷日です。
提供するのは親田高原の卵を産み続けてきてその役目を果たした鶏の骨や肉をコトコト長時間煮込んだものです。

1月6日、自然村2人は親田高原の卵屋さんで開かれた「鶏と麦の宴」に参加しました。
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絹田さん家族と
鶏の解体の指導とスープを作ってくれた自由が丘のル・ジュジュ鈴木琢也さんhttp://le-joujou.sakura.ne.jp/news.htmlです。

卵屋さんのあるところは遙かに山々を見渡し、雪を頂いたアルプスの山々。辺りに人家はほとんどなく、DSC08257.JPG
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聞こえる音といえば雄鶏のコケッこっこーという雄たけびとコーコッコという牝鶏の鳴き声だけです。
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このように雄鶏が居て平飼いの養鶏は日本全体の5%位だそうです。
鶏舎の臭い臭いは全くありません。クンクン嗅いでみれば少し乳酸発酵の匂いがするだけです。
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絹田さんのところでは一般の養鶏よりも長く約2年半経った産卵の下がった鶏を廃鶏にします。
一般に廃鶏になった鶏は業者に売られて何かに加工されているのですが、
絹田さんは
一回一回の食卓には、食材ひとつひとつに命があったことや、様々な人が関わって料理され、並んでいることを伝えたいと、
大切に育てた鶏の命が参加してくれた人の命となって繋いでいく場をつくっています。
(自家用に燻製にしたりして全て廃鶏を食べているそうです。)

ひとグループに一人が鶏舎に入って鶏を捕まえます。私は怖気づいて店主が捕まえました。
鶏舎の土は厚くふかふかだそうです。
鶏は静かに抱かれています。DSC08275.JPG
優しく穏やかな眼をしていて、暫くの間ふっとその眼が思い出されました。

屠殺の仕方を絹田さんと鈴木シェフが教えてくれる時、伝えてくれた言葉は、
 頸動脈を切る時、時々「ごめんね」という人がいますが、
ごめんね、ではなく、「ありがとう」と言ってください。
鶏や動物だけが命あるものでなく、
麦や野菜も命あるものです。
同じ命を頂いているのです。DSC08279.JPG

私は羽を押さえました。店主が頸動脈を切りました。鮮血が糸のようにすーっと流れ落ちていきます。
羽を押さえる私の手には物凄い力が押し返してきます。
生きたい、まだ生きている、という命の力全てが手に伝わってきました。
不思議と怖いとか気持ち悪いとかそんな気持ちは全く湧いてきません。
可哀そうという気持ちも沸いてこなかったのはなぜだろう。
小さな子供達が大勢参加していたのですが静かで穏やかな空気が流れていました。

ハウスの中で鈴木シェフがやり方を教えてくれ、各グループ1羽づつ解体しました。
解体は思った以上に力のいる作業でしたが、
皮を剥くのも羽をむしり取るのも優しくやってあげないとと
心から思ってしました。
良い餌を食べて清潔な環境で暮らした鶏の内臓はとても綺麗な色でした。DSC08292.JPG
心臓・肝臓・砂肝・腎臓・鮮やかな赤は肺です。腸などは処分しました。
ごま油と塩で焼いて食しました。
とてもとても美味しかった。ご馳走様。
一羽にこれだけの内臓。焼鳥屋さんの焼鳥一串に何羽分!?安すぎない!??

解体が終わって、
ご飯の時間です。DSC08298.JPG
玄米卵かけご飯は、親田高原の卵はひとつひとつ黄身の色と味が違います。
季節によっても違います。
それは季節によって与える餌が違うから。
季節の果物野菜。
春ならよもぎもあるし、夏なら緑の草。
冬の今は草を発酵させたサイレージ。

鶏一羽一羽の好物もある。ハートたち(複数ハート)

30p×30p×40pのケージに2羽入れられて、効率的に産卵するように設計されたサプリメントのような給餌をされ、卵の黄身の色も何なりと変えられる養鶏の仕方は卵の味は同じかもしれない。

絹田さんが、「まず、醤油をかけないで、他の人の黄身の味をみてください。」って。

2年半平飼の鶏舎で歩き回っていた鶏の肉は硬くて、肉として食べるには味は良いけど向かないので、スープとして頂くのが一番よいということで、
鈴木シェフが煮込んで作ってくださった鶏と有機野菜のスープ。
味は、月桂樹・クローブ・黒胡椒・タイムのハーブスパイス以外は塩のみ。
本当に本当に美味しい美味しいスープです。

子どもたちもみんな美味しそうに食べていました。DSC08299.JPG

ご馳走様でした。とても美味しく頂きました。
ありがとうございました。

昨日、持ち帰った解体した肉をコトコト煮込みました。
美味しい美味しいスープになるように丁寧に脂とアクを取りました。
野菜も丁寧に刻みました。
明日朝、仕上げをして、親田高原の卵屋さんの話とスープを提供させていただきます。
限られた量ですので少しづつですが、
味わいにどうぞお越しください。DSC08303.JPG








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