2020年01月09日

平出油屋さん

そのかなり衝撃的な情報を得たのは昨年の師走半ばでした。
情報元は、東伏見アイスアリーナの広場でトラックのたい焼き屋 吉川 を営んでいる吉川さんでした。
「自然村さんはどこの油を扱ってますか?」聞かれたとき、
丁度、牡蠣フライをするために菜種油の一升瓶を買い物籠に入れていたのです。
「これです。」菜種油.jpg
吉川さん「平出さんが止めるって知ってます?」
これが衝撃むかっ(怒り)パンチでした。
吉川さんは型に塗る油は平出さんの油を使っていたんですね。これは嬉しい驚きです。
「菜種油ってニオイとか癖があるのがあるじゃないですか。止めるって聞いて、他の油をいろいろ取り寄せて試したけど、平出さんのようなのがなかなかなくて。当面、1年位は持つように缶で一年分確保しました。」

自然村では小瓶はオーサワジャパンから、一升瓶、660g瓶は発酵と醸造の片山本店から仕入れています。
そういえば、片山に注文する菜種油の入荷が遅れることがしばしばになってました。

卸さんからは今年になって平出油屋さんが廃業なさるという連絡が来ました。
理由は高齢化と後継者のいないこと、歴史ある機械器具の補修がもうできないことだそうです。

自然村は開業してから割と早くに、会津の平出油屋さんを訪問しています。
社長さんから玉締めで搾られ、湯洗いされていない油は酸化しにくいこと、
使った油を丁寧に濾して炒め物などに使っていけば捨てることはないことなどを教えてもらいました。

克明ではありませんが、今でも工場の中の雰囲気を覚えています。
年代物の胡麻を炒る釜と炒られた胡麻を運ぶベルト木製の器具、重みを感じる玉締めの機械、
次の間では絞った油を和紙で濾していたと記憶しています。
ほんに小さな家内工業の油屋さん。
そこが全国から信頼を置かれる油屋さんでした。
無くなったら困る油屋さんです。
             菜種平出.jpg
下記のサイトを見つけたので紹介したいとサイトの管理者を見たら、なんと、仁井田本家 田村古里の会の初代会長である静岡の銘酒店やましょう店主さんでした。
蛇足ながら自然村も宮泉銘酒を訪ねて後に平出油屋さんにお伺いしたことを思い出しました。
http://foodios.com/kuramoto/hiraide.htm

只今、後継者として平出さんの指導を受けている方がいるそうですが、
それがいつ油となって手元に届くようになるかはまだ分かりません。
平出さんの製造は2月末まで続くそうですが、製品がいつなくなるかはこのような状況ですので早くに卸さんからなくなる可能性もあります。

自然村ではなくなって困る菜種油と胡麻油をある程度在庫しています。
開封前賞味期限の長い缶入りも販売しています。オーサワ菜種油缶.jpg

平出さんの技術を受け継ぐ後継者さんが育ちますよう。
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