甘味は強くありません、ほんのり甘い甜瓜です。
瓜は種のあるわたのところが特に甘く美味しいのです。
剥くときにお願いして、種とワタを捨てないで、器に残してもらいました。
ワタは掬って食べ、種のいっぱいある汁は茶こしで濾しまし、汁を飲み干しました。
これは岩崎さん一家が昔食べていて、しかし、種を失ってしまっていた「おてうり」
懐かしく、ずっと探し求めてきた甜瓜「おてうり」に
一番近いと言っておられる瓜です。
実は、この瓜は当店のブログを岩崎さんがご覧になって
捜している「おてうり」に似ていると、送って欲しいと希望され
実をお送りしたものから種を採ってずっと家で食べるためにに育てていらっしゃるのです。
家で食べきれないからと入れてくださいました。
「これが一番おてうりに近いですね。色がもう少し黄色で香りがもう少しありました。」
雲仙の風土に馴染んで、岩崎さんの懐かしい味と香りに近付いて
もう少し長い期間の栽培のうちには、岩崎家の「おてうりに」なっていくのだと思います。
懐かしい家庭の味は記憶の底にしっかりと住み着いて、心が求め続ける味となるのですね。
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