2021年06月30日

漆椀

岩手県二戸 浄法寺の漆掻き、塗師の鈴木健司さんのお椀が届いています。
            6月28日鈴木さんお椀黒.jpg
内から沸く光と外からの光を集めて闇の中から滴るような艶があります。
椀の中を見るとどこまでも深い闇の宇宙を思います。6月28日鈴木さん黒椀.jpg

鈴木さんの赤は鈴木さんの赤6月28日鈴木さんお椀赤.jpg


同じ浄法寺の掻き子であり塗師の猪狩史幸さんの椀は
対照的な趣です。
生地の木目と透ける漆の濃淡の美しさ。6月30日猪狩さんお椀.jpg
お椀を手に取って回してみると走馬灯のような変化が面白く思います。


国産漆の椀は貴重品ですが、日常雑器として使っていただきたいと、鈴木さんも猪狩さんも製作していらっしゃいます。


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