2021年11月23日

加藤誠さん、典子さんのみかん

加藤さんのみかんが再入荷しました。
先回よりも皮の色が深くなり、味も深みを増しています。
皮が薄く、袋に入れておかないとカチカチに硬くなって実に張り付いてしまいますので袋に入れて販売しています。

私の大切にしている熊本の加藤誠さんと典子さんのみかん山の事を思うと胸がきゅっとなるほどです。
典子さんがごご主人の思い出と共に山に入っておられると思うとなお更です。私一人の勝手な感傷にすぎませんが・・。

加藤さん夫妻の人柄とみかん山がどんな様子なのか、2013年の頃とはずいぶん変わってきていると思いますが、皆さんに想像していただけたらと思い、過去のブログから転記いたします。

<2013年2月20日ブログ>
加藤誠さんからのお便りメール
みすみのミカン山から  〜
寒風の吹きぬける山道の際に、こぼれ種でひろがったカラシ菜が細くのびた茎の先に小さな菜の花をひっそりと咲かせています。そういえば沈丁花のつぼみも赤くふくらんできましたし、ツルニチニチソウの常緑の葉の間に青い花もひとつふたつ咲いています。
 昨年秋に、美しく紅葉した楓の木は今は枯れ葉をそのまま枝に残していますが、落葉した木々の下にはやわらかな春草が育ち、ツルソバも瑞々しく太い茎を縦横に伸ばしています。
 年明けの厳しかった寒は春の遠さを思わせましたが、それが長く続くことはなく、穏やかで暖かな日をはさみながら、今年も立春を迎えました。
 一年前、全く姿を見せず心配していたヒヨドリが暮れから大群で山に押し寄せ、この間ずっと防風林の高い枝を落とし陽を入れたことで、久しぶりによくなっていた晩生ミカンの大半を収穫(?)してしまいました。心配をあだで返したわけではないので、これが自然の営みと、諦めるしかありません。
 しかし、おかげでヒヨが晩生を食べている間に、いつもはヒヨに捕られてしまうポンカンや落果の始まったネーブルが収穫できました。
 晩生温州の木は大きく、4〜5メートルになつものが多く、収穫しにくいので何本かおきに強剪定を行い、2メートルほどにしていますが、色々考えながらしていると、一本の剪定も結構時間がかかるもので、体力も使い、歳を感じてしまいます。
 また、借地に育っているパールカンは、地主が植えてから20年ほどになり、これも大きく育っていますが、肥料過多のせいか、皮は厚く実はパサパサで味がありませんでした。借りてから10数年、成り、落ちるに任せていましたが、肥料分が抜けてきたのか、やっと本来の味が出始めたようで、今年から収穫することにしました。
 短い秋が駆け足で過ぎていった後、年の瀬は寒さが続き、収穫の手がかじかむ日が続きましたが、年が明けると日一日と日脚が延び、春が近づいているのを感じ、気持ちは明るくなります。
 一雨毎に暖かくなり、梅は満開、そして草草も勢いを取り戻しました。
そのような春の芽出しは嬉しいものです。・・・その後におは草刈りに追われる日々が待っているのですが。
 甘夏を残し、この冬の収穫は終わりました。暖かくなれば、草刈りと甘夏の収穫。同じ事の繰り返しなのに、同じことだったことは有りません。毎年、様々なことが今までと違って過ぎていきます。
 そして、人は年老いていきます。
  白梅や 誰(た)が昔より 垣の外   蕪村
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