私は講演を聞くのは3回目だ。他に本や雑誌掲載の文章を読んだり、みやまこかぶの原種保存の作業でお話を聞いてきた。それでようやく理解が進んできたが、まだまだ分からないこと知らないことがいっぱいある。それで3回目の講演。
たらこの卵の数から始まるミトコンドリアの話。1回目の講演では熟睡した。が、ミトコンドリアが重要だというのが分かってきたのでギンギラギンに聞けた。(やっぱり熟睡する人がいた
当店が問題だと思っているのは、F1(1代雑種)品種の中で、自然界では淘汰されるはずの遺伝子を利用した雄性不稔技術でつくられたものが大変多くなってることだ。雄性不稔とは、雌しべは普通に機能するけど雄しべに健全な花粉ができないので、自家受精できない不妊症のことです。
雄しべが奇形で花粉のつかない株をみつけて、それに掛け合わせたい品種の花粉を受粉させて実らせ、その操作を繰り返して作りたい形質の作物にする。
ミトコンドリアは細胞の中で生体エネルギーを供給している生物にとっては大事な器官なのだが、雄性不稔はミトコンドリア内の遺伝子が異常であることがわかっている(そうだ。ひや〜む・難しい
できる子孫(種子)は母親のミトコンドリア遺伝子を引き継ぐので、花が咲いても自家受粉できない。
農家は毎年種を買わなくてはならない。
さらに、雄性不稔技術を利用して自然界では交配しない野菜の掛け合わせができているそうです。
ミトコンドリアに異常のある、生命力の弱い野菜を食べ続けていて、本当の健康になるのだろうか?
そのように作られた種は悲しんで
生物はどんな環境でも自分の子孫(種)を未来に残そうとする生命力をもっている。
一粒万倍という。その1粒がまた一粒万倍に増え続ける。それなのに・・・
大豆・菜種などの遺伝子組み換え食品に対する抵抗感は根強いと思う。しかし、不自然な野菜の種への抵抗感は??? 知らない人がほとんどだとおもう。(種の世界はブラックボックス?)
私は同じように未来への不安を感じている。
ドキメンタリー「暴走する生命」の中で、分子生物学者が「遺伝子組み換え食品のDNAがラットの内臓に止まる。」といっていた。では、傷ついたミトコンドリアの遺伝子は食べた人の体に影響を与えないのだろうか?わからない。誰か教えて。
雄性不稔の品種がどんどん増えているそうだ。青大根・かぶ・ブロッコリー・春菊・キャベツ・玉ねぎ・人参・甜菜(このことを知ってから自然村ではてんさい糖の販売を止めた。ただしお菓子に入ってるのは販売してます。きび糖にかわるといいな。)・などなどの品種で・・・
健康や病気治しで人参ジュースを飲んでいる人たちは是非、自家採種の生命力ある人参で作ってくださいね
伝統野菜といわれる野菜にもF1のものが増えている。三浦大根もそうだ。
大手の自然食宅配業者の珍しい野菜の企画で、農家が固定種の三浦大根を作ったが、出来た三浦が大きさも形もばらばらで引き取ってもらえなかったそうだ。
大量流通では大きさ形の同じF1でないと無理なのか???味は?もちろん、固定種のほうが断然美味いのに。
自然栽培といっても種子がF1か、雄性不稔ではないか、種子消毒はないか、この点を気をつけないと化学物質過敏の人は感じてしまうかもしれない。
自然村は2006年から種採り野菜を求めて農家さんとの出会いを重ねてきた。なごみ農園さん、いいからかんさん、佐久間さん、岩崎政利さん、愛足風土さん、上野さん、関野さん、明石さん、深谷さん、そしてお豆の長谷川商店さん・・
その人たちのお陰で、ようやく店で販売している野菜の6割〜7割が、種子から健康で個性豊かな本当に美味しい野菜になった。
2006年、不自然な種を知って自然な種の野菜を求めてきた。このことはとっても大事なことです。
そして、次に広い豊かな世界が広がってきました。
2010年、岩崎さんやCOP10「人々と種の未来」作業部会の方々と出会うことで種の持つ多様性の楽しさや種を守り続ける人の想いを知ることができた。
何年か前、固定種のタネを販売する種の森さんの話を聞く会で聞いたこの話が忘れられない。「畑仕事を手伝いにくる女の子が、スーパーの野菜は嫌い。みんな同じ大きさ形をしている。ここのはみんな違っていて好き。」
この楽しさをどうしたらお客さんに伝えられるか、これが自然村の宿題です。
いつも種採り野菜を買ってくださるみなさん、本当にありがとう!これからもよろしく!
【店主のつぶやき(日記)の最新記事】
私も以前野口さんとリンゴの木村さんの講演会を聴きに行ってきましたが、本当に為になるお話を聞くことができました。
そして私も不自然なタネに疑問を持つようになってから、家庭菜園ですが固定種を自家採種しながら無肥料での野菜作りに切り替えました。
自分以外が育てた種採り野菜はあんまり食べたことが無いので、近いうちにそちらへお伺いさせていただきたいと思います!
とっても勉強になります。
木村さんと野口さんの講演会場のどこかで一緒だったんですね。
うちは実際に農業をしたことがなく、耳聞き、目聞きの受け売り商売ですので
お恥ずかしい限りです。
明石さんの日本ほうれん草となごみさんのほうれん草が同じ日本ほうれん草だとばかり思っていて、「どうして根の赤さや丈や切れ込みのかたちが違うんだろう?栽培の仕方?人?土?」と不思議に思っていましたが品種が違ってたのか!と最近、やっと分かったような次第です。
実際に栽培してる人には最敬礼です。
多分、i-TALさんとお目にかかったら緊張するとおもいます。(笑い)
愛足(風土)さんとは別人ですよね。多分。
今度、本当に伺いますのでお声がけさせていただきますね!
そうそう、愛足風土さんとは別人ですが、以前私のブログにコメントをいただいたことがありますし、愛足風土さんのブログもチェックしてます。
巡る繋がりにびっくりすると思います!
愛足風土さん、これを見たらコメントを!
ところで、愛足風土さんもなごみ農園さんも野口さんの講演を聞いています。
なごみさんは「基本的な話でした。」というコメントでした。
種子を採ってる人にはよーく理解できる内容なんですね。
高校の生物の時間は睡眠の時間だった私にはハードルが高いんです。