影法師という、おじさんフォークソンググループのライブコンサート。
山形県長井市で農業を営む人・会社員の4人のメンバー。
(当日は3名だったが。)
なんと結成35年
いや〜楽しかったのなんのって。
2時間、話と歌で休憩なし。全てオリジナル曲。
暗い歌も多いんだけど共感できてすごーく楽しかった。
今、店内に流れる歌は影法師の歌です。
ギターとマンドリン、バンジョー、ハーモニカの軽快なメロディーと伸びやかなゆったりの歌声がのんびりした田舎風景を感じさせるが、
歌詞の内容は、農村の現実の厳しさや農政への憤り、都会人への物申しなど、
曲が生まれた時代を鋭く見つめたメッセージ性溢れるものが多い。
1991年生まれたオリジナル曲「白河以北一山百文」を聞いてドッキとした。
1987年、東北自動車道の全面開通以来、東北各県に津波のように押し寄せてくる首都圏のゴミに業を煮やして作った曲だそうだ。
白河以北一山百文
都会で出だゴミ しこだまつけで
トラックこっちさ のんべにくる
こごらの土地は 値打ちがねえがら
ゴミぶん投げんに 丁度ええなだど
白河以北 一山百文て
身がすめらっちゃ あん時がら
(侮られた)
あっちの野郎めら 持ってくんなは
おらだのだってもの ばっかしだ
(汚く危険な)
〜二番略〜
原発みだいな だってものは(危ないものは)
なえでもこっちさ 押しつけてよごして
ええ思いしんなは われらばっかし
ばっぺなもんだな 東北なつうなは
(割に合わないね)
*繰り返し
ゴミだて原発だて おめだのもんだも
そっちで何とが すんながスジだべ
ゴミにまみっちぇ 生きてみんだ
原発背負って 暮らしてみんだ
*繰り返し
結成以来35年の時代、時代と強く結びついた曲、影法師のメンバーの軌跡が生き生きと描かれている。
CDもついて2000円。
表紙のイラストは漫画家 魚戸おさむさんが描いた。
一番左端のバンジョーを持った人が遠藤孝太郎さん。
自然村で販売している 米 さわのはなの生産者です。
コメのコメ ー「さわのはな」に捧ぐ という曲もありますよ。
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