2012年03月12日

郡山市田村町に絆はある

福島県郡山市田村町に300年の歴史をもつ蔵元がある。

金寶自然酒で知られた仁井田本家

店主が毎晩毎晩飲んで飲んで飲み続けてもまあ〜よく飽きないもんだと感心するくらい愛している金寶自然酒だ。
    kinnpou.JPG

ある時、田村を飲んで、こんなに旨い酒はない!!と縁を頼って入れていただいたのが田村を育む会
(一昨年、会長副会長が若手にバトンタッチしてから古里 田村の会になった。)

1年に1回、総会と新酒の利き酒会を開いている。
今年は北海道、福岡、兵庫、名古屋、静岡、群馬、東京から12名が参加した。

         豪華な利き酒会でしょう
   kikizake12.JPG
普段は全く飲まない私も少しづつ何度も飲んだよ〜。
美味しいのは分かるんだよ〜

リスト
穏 純米酒、穏 特別純米酒、田村(仕30号)、田村(仕31号)、田村(32号)、田村(33号)、
穏 純米大吟醸雫酒、山廃燗誂、優撰自然酒、特撰自然酒、特撰自然酒(山廃仕込)
料理酒 旬未、穏 特別純米うすにごり、貴醸酒
   12tamura.JPG
    今年の田村 生原酒は、33号に全員一致で決まり

    田村 うすにごり生3月17日(土)入荷です
4年前、TV番組「旅の香り」で山本陽子さんが「ジュースみたい、いくらでも飲めますね〜」と嬉しそうな顔で飲んでました。
山本陽子さんはよっぽどお酒が好きなんですね。私にはやっぱりお酒ですわーい(嬉しい顔)

総会の後は、郡山市駅近くの板前料理「膳」で懇親会

仁井田本家のお酒と美味しい料理をいただきました。郡山へ行ったら
はお薦めです。
         田村うすにごり生
  usunigori12.JPG 
  美味し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い

       18代目仁井田穏彦さんです。
  
18daime.JPG
総会も懇親会でも話題の中心は放射能汚染問題。
昨年の3月、創業300年を迎え、全仕込み米自然米100%、純米酒100%の酒造が始まった矢先、
原発事故が起きた。
もう田村町の米で酒はできないんじゃないか、作った酒を飲んでもらえないいんじゃないかと落ち込んだという。
幸い地形や気象のお陰か田村町の汚染は低かった。自社田、契約田の米から放射性物質は不検出だった。
水も守られた。

こどもが生まれたことが大きかったと18代目は云う。
300年の間、次の代のために酒をつくり続けてきてくれたおじいさん、そのまたおじいさんがいる。
僕もこどもに伝えるために、そのまたこどもにつたえるために頑張っていきたい。100年後に原発事故、あの時に頑張ってくれた人がいるっていってもらえるように。」

そして、仁井田本家は全製品、検出限界1㏃/kg以下不検出のものしか出荷しない、という厳しい自主基準を決め、結果を公開した。検査費用は莫大な金額になった。

けれど、風評被害で売上は落ちた。仲間の酒屋も一生懸命販売努力をしても、福島県産というだけで避けられることが多いという。東北の酒をのんで応援しようという人も多いのだが・・・
だが、
18代目は云う。
「福島県の地元の人が地元の酒を飲もう!としてくれるようになったんです。金寶はどちらかというと県内よりも県外で有名になったのですが、田村の里で作った米で作った酒を地元の人に飲んでもらうという原点に返れということだとおもうんです。」

18代目の隣に写っているのは、兵庫県芦屋市の名店「いこまや」の井上一夫社長。彼は、潰瘍性クローン病で人生のどん底をみたが、東城百合子さんに出会って、自然療法で治癒した。彼は、18代目の話を聞いてこう話した。
「東城先生は病気になって困ったのでなく、病気は天からの手紙といいはるんです。原発事故も天からの手紙だったかもしれんな〜。」


今まで基準を全製品1㏃/以下不検出としていたが、今後は、
子どもが飲む米グルトと甘酒は1㏃/kgに変わりないが、
その他を5㏃/kg以下にする。なぜか?と尋ねた。
18代目は、
「福島県の有機米農家は放射能が出なくっても米が売れなくて困っている。仁井田さんとこで使ってもらえないかという話がくる。困っているときはお互い様。しかし、検出限界1㏃/kgでは今後、3とか4とか出た時使うことができない。そういうことがあるかもしれない。
5㏃/kg以下の基準にすれば使うことができる。」

放射能はちょっとでも全く口にしたくないという人がいる。
5㏃/kg以下なら許容できるという人がいる。

正直な情報を公開して、消費者に判断してもらう。
消費者の健康を守り、福島の有機農家とも共に困難を乗り越えようとしている仁井田本家の覚悟を自然村はとても評価しています。
店主の涙をみたのは2回目。

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posted by 自然村 at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 生産・製造者紹介
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