綿引千絵さんの赤子椀についてのお話を、

どのような気持ちで赤子椀を作っておいでか、そのことをみなさんにお伝えしたいと思います。
綿引さんからのメールをちょっとだけ編集しています。
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赤子椀の形状はふくらみが二つあり、それだけでも手間が倍なのですが、
赤ちゃんでも握力の弱い方でも持ちやすくある為に
私なりに思う「適した形」のイメージが
細部まではっきりとあります。
具体的には、椀のくびれ部分が膨らみすぎないこと、
指がスッと入って、くびれに支えられる状態になること、
その辺を注意して、木地にやすりをかけたり、
塗り過程でも少しずつ調整しております。
赤子椀はきわめて簡素な作りなのですが、実際に掛けている手間と時間、注意(気持ち)は格別なものです。
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そのことは、赤子椀を実際に見たり、手に取ってみると実にすっと伝わってくると思います。
一作一作に丁寧に向き合う職人としての報酬としては、現在の価格としては合わないようです。
モチベーションを支える意味で次回作からは値上げさせていただくことになります。
予定価格は8000〜8500円程度と考えていらっしゃいます。
みなさまにはよろしくご理解ください。
現在、寡作でいらっしゃいます。次回の仕上がりは未定ですので、なお一層、今回届いた赤子椀が愛おしい気持ちがします。
できましたら、同じく綿引千絵さんの汁椀黒、赤と赤子椀を一緒にお求めいただけるお客様が現れたら、と思ってしまいます。お父さん、お母さん、子供のお椀。みっつ並んだ食卓を想像してしまいます。

赤子椀の実際の色は、写真よりも濃い赤朱色です。汁椀赤と同じとお考えください。

販売者の勝手な希望です。みっつ揃ってのご購入の方をを優先させてください。
汁椀黒・赤各¥15000、赤子椀¥7050 (各本体価格)