種を採り繋げるには観察力と考察力、知識と、なにより野菜が好き、種が好き!でしょうか。、
興味と探求心と持続する力と想像力。畑の中で自在に動く岩崎さんが目(心)に見えている世界を感じるお便りです。
バラけてしまった長崎大根私の畑の中では安定した姿に年々になっていましたので、名前も長崎大根として今冬から栽培する場を広げてきました。今冬はまさに主役の大根になってくれるのではとまで思っていた大根です。
しかし、5作目となった今回は今までになかった姿を出してきています。
私は、なんで・・・と、いや、やっぱり・・・にちょっと名前をつけてやるのが早かったと反省しています。いつものパターンなのです。私の農園にたどり着いた種とは、しばらくはとてもすてきな姿や表現をしてくれるのですが、いざいい姿の物と安心していると数年すぎた頃から、それまでに見せていなかった姿をボロだししてくるのです。ここの場所で安心して生き続けていけるので、安心してくるのでしょうか、最初の頃はいい顔して種をつないでもらいたいからと、すばらしい姿を多く出してガンバッテいるのでしょうか・・・?場所になれてしまい安心するのでしょうか!
いや言葉のない野菜たちが語っているのでしょうか・・?
色がついた大根も多くあります。太さも方が細くなり三浦大根の姿をしたものも出始めています。私はこの大根の恋愛歴には興味がない・・・ただ、この大根を50年近く守ってこられた人がこの大根のどの姿に気に入られたかを知りたいだけなのに。そうですよね・・・まだ5年目なのです。
やっぱりにまだ5年近くかかるのですね。きっとこぼれ種になった時代に元の姿を失いかけていたのですね・・・・。この大根に色目はいらない・・・!白首系の大根にしたい。きっと過去はそんな姿の大根だったはず・・・
出発は大蔵大根か・・理想大根か・・・と思っていましたが、三浦大根の姿も出始めています。諫早大根の流れもあるのかなあ・・まだまだ本当の姿をみせていないのかもしれません。
次回は、弘岡かぶがテーマです。